猫と一緒にお前も飼わせてくれ

自分メモのゆる備忘録。好きなものこととか色々入り乱れ書き殴り

求めたのは、21グラムの魂と君の言葉。〈屍者の帝国 感想〉

 

2月6日、project Itohの三作目である虐殺器官が公開になりました。

 

project-itoh.com

 

HPものすごくかっこいいな。

 

紆余曲折いろいろあったみたいですが、無事に公開されてひとまずおめでとうございます。大好きなシリーズなので、三作終わってしまったのがさみしい。

 

 

という前置きのおかげで虐殺器官の感想を書きそうな勢いだけど今回は前作の屍者の帝国について

 

 

一回目気軽に見た時は少し難しくて地味に理解が追いつかなかったのだけど。

今回家で体調のいい時にゆっくり見たので、忘れないうちに書き起こし。

計劃氏3作のうち唯一未読作品のため、流れを纏めたいというのもあって...そういう段階なので解釈違いなど大いにあると思います 失礼します。()

 

「まず、わたしの仕事から説明せねばなるまい。 必要なのは、何をおいてもまず屍体だ。」

 

舞台は屍体蘇生技術の普及した世界。

今でいうロボットのような感覚で人々の生活を支えている。(製造過程がない分、ロボットよりコストがいいんだろうなと思ったり。でも人間そこまで無情になれないといいますか、、衛生上の問題もかなり気になるところ。。

亡き友人との約束、「魂の証明をする」ために主人公ワトソンが奮闘する話。(適当かよ

 

ここから自分メモ。

 

  • 初っ端主人公サイドが禁忌を犯したい派「もう1度君の声を聞かせて欲しかった」
  • 「おかえり、フライデー」
  • 屍体にネクロウェアという疑似霊素をインストールすることで命を入れ込む。ネクロウェアは常に更新していける(スマホ感覚
  • 間抜けな学生屍人マニア
  • ジブリ並みに食べ物がおいしそう
  • 「物語は私たちの愚かさから生まれる」

 

個人での屍者蘇生技術の研究は禁じられている。が、そこを利用し有益な立場を得たワトソンは、魂の研究に関する論文が記されているというビクターの手記を探す旅へでることとなる。用心棒のバーナビーと案内役のニコライ。

 

  • ハダリーの美しい火炎放射。圧倒的に魅せる登場シーン。
  • カーテンに引っかかるフライデーがかわいい
  • カラマーゾフ一行の最後の晩餐感
  • 三木眞一郎さんいい感じの重みだすんだよなあ
  • カラマーゾフ達は上書きで最適化されたんだとしたら結局作られるのはハーモニーの世界では・・?というファンムネアツ展開
  • ワトソンのタバコシーンがたまりません
  • 「思考は言語に先行する」

 

手記を持つというカラマーゾフのもとへたどり着く一行。

そこで知るこことなるのは残酷な真実 手記に記されているのは生者にネクロウェアを上書きし、魂ある屍者を造るというものだった。(このことを知り、技術に加担していたが良心の呵責に耐え切れず前線を退いたカラマーゾフには殺害令がでていた

カラマーゾフはニコライとそして自分までもを屍者化し、手記の内容の意味・重さをワトソンに見せつけ破棄を託した。ワトソンの良心に訴える強烈な一撃。

 

  • 日本のイメージをそのまま書きましたみたいな作画がいい。
  • 一瞬しか登場しない桑島さん

 

二人の思いを持ち一行は手記があるという日本へ。ワトソンは手記を前にして結局フライデーの魂をあきらめきれず、解析。結果フライデーは暴走、手記も奪われる。

 

  • バーナビーどこまでもいいやつ
  • ハダリーの足カツーンが美しい
  • ザワンとの対峙シーンでニコライの言葉が回収されるのはムネアツ「撃たれるのがあなたでないことを祈りますよ」

 

手記により人類の補完(屍者化)を企てるMを止めるためポールバニアへ。ザワンに導かれ一行はMのもとにたどり着くが、真の黒幕は、亡き花嫁を蘇らせようと企むザワンであった。ワトソンたちはザワンを手記に閉じ込めて事なきを得る。(演出がウワーってなってグワーってなってなんかよくわかんなかった。原作でどう書かれてるのか気になる

 

その後ワトソンは自分の中にビクターの手記をインストール。自らを屍者化し、カラマーゾフ達の約束を守りけじめをつけて終了。屍者化により生前の記憶は消えてしまった。フライデー曰く「異なる言葉の地平へと去った」

 

フライデーはワトソンとの旅で意思を得て、結局一緒にいないけど二人の約束は果たされたということかな。切ない。

プロジェクト作三作において、いつも人類を補完させたがるやつがいて。それはきっと計劃氏自身が、人間らしさを捨て去ってこそ生き物として完璧になれるって考えがあったんじゃあないかと思うんだけど。

でも、間違ったことを間違ってるといえる、痛みを感じられる、そして痛みを糧に強く前に進んで行ける、それこそが人間。抗う言葉(意思)を持っているのが人間だろうって。三作とも根っこは同じ。

意思の統一された、痛みも苦しみもない世界は理想のはずなのに、痛みを感じられてこそ、人間。。

 

 

それからもう一つ三作に共通するのではと思ったのが、「思考は言語に先行する」という言葉。ワトソンがフライデーにすべての言葉と行動の記録を命じた根幹もここにあると思う。「全ての言葉と行動を書き記せ。それが君の魂となることを願う」

 

ドラえもんとか見てると思うんだけど、作者が亡くなっても愛を受け意思は生き続ける。計劃氏の魂はこの作品たちにより現代を生き続けている

これこそ、21グラムの証明なのかもしれないな。なんて考えたり。

 

 

ぎゅっと詰め込まれていて展開は気持ちのいいスピード、絵も綺麗で見ごたえのある作品だった。

 

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良作画。ワトソンくんいい顔します

 

 

 

順番がばらばらになるけどハーモニー・虐殺器官についてもそのうちまとめられるといいな。

 

 

 

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